カイロプラクティックの腰痛治療

腰痛の事例

 

ゴルフで腰痛になったという人は多いようです。ある治療院に来た40代の男性の例では、最近、ゴルフのスイングを改造しようと練習をしていたそうで、ボールを打った直後に右腰に痛みを感じるようになってしまったのです。

 

この人はぎっくり腰の経験が以前あったようで、その時は特に治療を受けなかったのです。今回の腰痛はそんなに強い痛みではなかったので、その後もゴルフの練習を続けていると、今度は違うことをしていても右腰の同じ場所が痛むようになったということで、少し走ったりすると電気が走るような鋭い痛みが出たり、椅子にもたれるだけでも痛むようになってしまいました。

 

この場合の腰痛はいくつかの要素が絡み合って出現しています。仕事がデスクワーク中心の場合は、腰や骨盤周囲の筋肉と関節の関係が崩れてしまい、かたまった一部の筋肉に負担がかかりやすくなるもので、普段から意図的に腰周りの筋肉をストレッチするなどしないといけません。

 

又、ぎっくり腰後の治療を行っていないということで、痛みからの逃避姿勢が癖になりやすく、負担が更に高くなっていると考えられます。当然、このような状況でゴルフのスイング改造などをすると、関係が崩れてしまった筋肉を使うことになって、筋肉の動きのズレは大きくなり、痛みを引き起こしたと考えられます。

 

カイロプラクティック治療では、まず腰や骨盤周りの筋肉の働きを正常に機能させることと、それと関係する関節の動きを安定させることを目的に行なわれ、以後は週1回、計5回の治療で筋肉と関節のバランスを高めていきました。結果、痛みがとれ、又、毎日仕事後のストレッチを採り入れることで、すっかり正常な身体となっています。